看護師の平均年収

看護師は医療業界の仕事であるので年収は平均より上になっています。看護師の平成25年度の平均年収は468万円です。対してサラリーマンの平成24年度の平均年収は408万円となっており、さらに女性の平均年収は268万円となっています。数字だけで見ても、看護師の給料がどれだけ高いかが分かると思います。しかし、これだけ高い給料ということは、その分求められることも多いということです。

看護師の仕事は主に医師の補助か患者の補助になります。どちらもフォロー役ですので気配りが求められます。また、勤務形態も様々であり、公立病院や大学病院など大きな病院に勤務すると夜勤があり、日勤と交代で入ることになります。ですので生活リズムも不規則になるし、慢性的な人手不足により労働時間も長くなってしまうことが多いでしょう。人の命に関わる仕事ですから時には人の死に立ち会うこともあったり、患者の辛い様子を見ることもあるでしょう。医師と患者との板挟みになったり、病院という小さな箱の中で仕事をするので人間関係の悩みも多いでしょう。ですので、看護師の仕事は精神的にも肉体的にもとても大変な仕事なのです。

世間の仕事と比べれば給料が高いと思えるかもしれませんが、自分の仕事内容と給料が見合っていない、安すぎるとして看護師を辞めたり、よりよい労働条件を求めて転職する人もいるのです。もちろんお金だけでなく仕事内容に満足していればそれで、という人もいるかもしれませんが、やはり仕事なので給料や待遇などが納得いかなければモチベーションも下がってしまうと思います。