向いている性格、向かない性格

看護師の仕事は精神的にも肉体的にもとてもハードな職業です。なので、よく看護師のイメージとしてある、優しくて穏やかで献身的、という性格だと、確かに慈愛に満ちていいかもしれませんが、、それだけだと看護師という仕事は続けていけないと思います。人の命に関わる仕事であるので、人の死に対面したり、辛い場面はたくさんあります。そのときにも感情で自分の仕事がおろそかにならないように、仕事は仕事、というように割り切ることが出来るメンタルの強さは必要です。それは冷たいということではなく、患者やその家族のためにもなることなのです。医師や看護師がそうしたときに一緒に悲しみに暮れてしまうと、仕事も進まなくなるし家族もよりいっそう悲しくなってしまいます。もちろん寄り添う気持ちは大事ですが、悲しさに引きずられてはいけないのです。

また、日勤と夜勤もこなすことになるので生活リズムが不規則になります。普通であれば気をつけないとすぐに体調を崩しやすくなってしまうので、自分でも体調管理を行うことが必要です。元々体があまり丈夫でない、という人はそんな生活リズムは耐えられないと思うので、クリニックや時短勤務など工夫した方がいいと思います。看護師は補助、介助の仕事が主になってくるので、性格的にも優しい人が多いのは事実だと思いますが、それだけではなくタフで芯がしっかりしている人でなければ務まらない仕事です。患者から信頼される看護師になるためにも、しっかりとした信念と丈夫な体を作っていきましょう。